全日本歌謡選手権 歴代チャンピオン(10週勝ち抜き者)は?審査員、司会者は?ドラマ「約束のステージ」とは?

テレビ番組

今回は、1970年から始まったオーディション番組「全日本歌謡選手権」(読売テレビ制作・放送:日本テレビ)についてご紹介していきます!

八代亜紀さんや天童よしみさんもこのオーディションの出身ですね。また、五木ひろしさんが「3日間も寝込んだ」オーディションとは、いったいどんなオーディション番組でしょうか?

どうぞ最後までお付き合い下さいね!!




全日本歌謡選手権とは?司会者や審査員は?

「全日本歌謡選手権」(放送:日本テレビ)は、1970年〜1976まで行なわれたオーディション番組です。期間中、錚々たるメンバーの歌手をデビューさせています。

ここでは、「スター誕生!」とは違い歌唱力勝負の勝ち抜き戦で、予選から本選へと出場すると、更に10週連続の勝ち抜き制で行なわれます!

プロ歌手も出場可能なこのオーディション番組は、まさに実力勝負の世界でした。デビューした歌手も現在、歌謡界の大御所として活躍しています。番組のスポンサーは参天製薬、その他複数社となっています。

司会者や審査員は以下の通りです。

初代司会者は、長沢純さん(1970年1/5〜1976年4月17日)

2代目司会者は、浜村淳さん(1976年4/17〜1976年12/25)

審査員:淡谷のり子・平尾昌晃・船村徹・山口洋子・竹中労・鈴木淳・諸井誠・浜口庫之助・小池聰行・橋本淳さんです。

非常に歌にうるさい方達が集まったそうな。人生が大逆転の番組のため、出場者はかなりドキドキしていたのでしょうね。審査員の淡谷のり子さんの審査も見どころになっていました。次は出場者や歴代チャンピオンについて見て行きましょう!


全日本歌謡選手権:歴代チャンピオン(10週勝ち抜き者)は?

いろいろ調べましたが以下の方達15名がチャンピオン(10週勝ち抜き者)に輝いています!

胡浜三郎 (1970年初代チャンピオン)
天童よしみ(第7代グランドチャンピオン)
大橋惠子(第11代グランドチャンピオン)
三谷謙 → 五木ひろし
八代亜紀
ウイリー沖山
有田美春
渥美健 → 中条きよし
中麻里子
有砂しのぶ
竜エルザ → 朱礼毬子(しゅれいまりこ)
ロマン・タム(香港出身歌手・俳優)
真木ひでと
山本譲二
日高隼人(日高正人)

演歌の大御所が揃っていて凄いですね。

中麻里子さんは、「スター誕生!」の決戦大会でプラカードが上がりませんでした。その後「全日本歌謡選手権」にチャレンジしています。

1週目の挑戦でわずか1点足りませんでしたが、審査員の裁量で再挑戦、2週目からは10週勝ち抜き、最年少の16歳でグランドチャンピオンを獲得しています。

真木ひでとさんは、グループサウンズから演歌歌手になるため挑戦し、見事にグランドチャンピオンを獲得しています。


全日本歌謡選手権:五木ひろし・天童よしみ・八代亜紀・中条きよし・山本譲二は?かぐや姫は?

特に五木ひろしさんは当時、三谷謙と言う名でクラブで歌っていたそうです。

歌を諦めかけていた時に「全日本歌謡選手権」を知り挑戦、審査がきつい番組で有名でしたが、結果は見事に10週勝ち抜いています。審査員の平尾昌晃、山口洋子に認められ約半年後再デビューをはたしました。

天童よしみさんは、7代目のグランドチャンピオンに輝いています。当時の人気アニメ「いなかっぺ大将」の主題歌、大ちゃん数え唄を歌っていた方ですね。

歌唱力では定評があった八代亜紀さんも、クラブ歌手からの転身組で、五木ひろしさんからの紹介もあり挑戦し10週勝ち抜いた1人です。

中条きよしさんも番組の出場者です。1973年に出場、グランドチャンピオンになっています。「うそ」が大ヒット曲となりましたね。

山本譲二さんは1974年にデビューしていたが売れず、1976年に「全日本歌謡選手権」に出場し、再起をかけ見事10週を勝ち抜きました。

1980年に出した曲「みちのくひとり旅」は有名です。

「神田川」で一躍有名になった、南こうせつとかぐや姫が1期メンバーで出場しましたが、3週目を勝ち取り4週目で途中棄権しています。これは自らの知名度を上げるための出演で、番組では辞退を宣言しています。

それでは次に、「全日本歌謡選手権」を題材にしたドラマ

「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」について見ていきましょう。


ドラマ「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」とは?五木ひろし、八代亜紀、天童よしみの参加エピソードは?

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「全日本歌謡選手権」は五木ひろしや、八代亜紀など今では芸能界の大御所を生んだ伝説の番組となりました。2019年には「全日本歌謡選手権」を題材にしたドラマ「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」が放映されました。

グランドチャンピオンになった五木ひろし・八代亜紀・天童よしみさんが審査役で出演しています。山本譲二も当時の出場VTRで登場していました。全日本歌謡選手権に出場経験のある石野真子さんは 、翼の母親として出演しています。

土屋太鳳、百田夏菜子さん他出演で、あらすじは東北の港町で暮らし、歌手への夢を持つ少女 翼・土屋太鳳は、2019年から1975年の東京へタイムスリップしてしまいます。そこで自分と同じ夢を持つ女性と出会い意気投合。

この2人がユニットを組んで、全日本歌謡選手権に出場する姿を描いた作品です。

ドラマの出演にあたり、3人のオーディション出場当時を振り返ってもらったインタビューがありますので見てみましょう。五木ひろしさんは、勝ち抜く度に体調や、のどの調子、何を歌うかなど必死に考えたそうです。10週勝ち抜いた時は精魂尽き果て、3日も寝込んだと話されています。

八代亜紀さんは、10週勝ち抜くまでに淡谷先生に「あなた嫌い」と言われ続けたそうですが、後になって厳しい言葉も応援の言葉だったのではと思ったそうです。

中学生のアマチュアで出場した天童よしみさんは、

・夢に向かって今の自分の実力を試そう!

・実力でデビューを勝ち取ろう!

と挑戦の気持ちで毎週がんばっていたと語っています。

このオーディション番組は、飲み屋街を流しで歌っていた方、クラブで歌い、実力があってもヒット曲に恵まれなかった歌手たちが挑戦し、再出発を目指せる番組で有名でした。このオーディションで優勝した歌手は、息の長いかたばかりですね。

今後のご活躍を、更に期待したいと思います。



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